宇宙天気災害?

「2025年7月災害」と聞くと何を思い浮かべますか。「あっ、漫画の・・・。」と思われる方もおられると思いますが、この漫画から派生した「2025年7月5日に大地震が日本を襲う」という情報については、気象庁長官が「デマである」との見解を示しましたよね。
今回はこのデマではなく、「宇宙天気災害」についてです。
宇宙天気災害とは、太陽の活動により宇宙環境が変化して電波や衛星通信等に障害をもたらすことで、その宇宙天気災害に関係の深い現象の1つが太陽フレアだそうです。そして、2025年で太陽フレアに気をつけるべき時期は、2025年7月といわれています。
総務省の宇宙天気予報の高度化の在り方に関する検討会では、「最悪シナリオ」として最大2週間程度
◇防災行政無線、消防無線、警察無線、タクシー無線、列車無線等の通信システムに多大な支障が生じ、これらを用いる都道府県・市町村・公共機関等の公共サービスの維持が困難となる
◇携帯電話システムが使用できる周波数が一時的にひっ迫するため、回線のふくそうや通信の途絶が発生し、緊急通報(110番、119番、118番)がつながりにくい事態が各地で発生する
◇地上デジタルテレビ放送では、昼間の時間帯に最大で数時間程度の受信障害が全国の一部エリアで断続的に発生する
◇気象観測用レーダー、航空管制用レーダー、防衛用監視レーダー、船舶用レーダー、沿岸監視用レーダー等の社会生活を支える公共用システムに多大な支障が生じ、航空機や船舶の運航見合わせが発生して安全保障分野にも影響が生じる
◇設備、運用上の対策をしていない電力インフラにおいては、保護装置の誤作動が発生し、広域停電が発生する。誤作動が起きなかった場合でも、一部の変圧器の加熱による損傷が発生し、電力供給に影響が出る。電力供給の途絶やひっ迫に伴い社会経済や全産業が広範囲に影響を受ける
などとされています。(https://www.soumu.go.jp/main_content/000811921.pdf)
災害に備えましょう。
2025年06月16日 15:08